Sapphiresan's blog

人生は楽しむべきもの

テニス…中学時代の悶々①

 

前回、テニスに関する記事を書いたので、中学生の頃の思い出話を書いておく。

 

私は、中学に入学後、憧れのテニス部に入部した。軟式テニス

家の近くの本屋で、『テニス入門』みたいな本を買ってきて、研究し、学校では毎日、昼休みも放課後も熱心に練習した。

その頃のテニス部女子は、部員が少なく、ひとつ上の学年では4人くらい、二つ上の学年では2人しか居なかった、と記憶している。

私の学年では、入部した新学期こそ、20人以上居たが、1年経つ頃には5~6人になっていた。

この学校は、運動部の部活には力を入れておらず、下校時刻も早い時刻で決められていて、もちろんテストの1週間前には活動禁止だし、休日の登校も禁止という、当時は県で唯一の進学校だった。

だから練習時間も限られていて、そのせいもあってか、色んな部活があるにはあったが、どこも県大会などで勝ち進むほどではなかった。

実際、塾や習い事を掛け持ちしている生徒も多く、毎日毎日放課後、部活に顔を出すのは限られた者だけだったから、強くなれないのも無理はない。

大会に出向くと、居合わせた他校の生徒達から、上から見下ろすような流し目で見られ、あからさまに馬鹿にされたものだった。

でも、家で居心地の悪い、帰りたくない私は、部活に打ち込んだ。

テニスが好きだった。

テニスをしている時は、嫌な事をすべて忘れる事ができた。

 

 

そうして、私が1年生の時の一学期の終わり頃だったか、部のキャプテンが、3年生から2年生へと変わった。

3年生は、高校受験準備のため、二学期最初の県大会に出た後、部活を引退する決まりになっていたから。

すると、2年生のキャプテンと、ダブルスを組んでいるペアのもう1人以外、練習に出て来なくなった。

確かその学年は、4人くらいしか居なかったと思うけど、残りのメンバーの中に、キャプテンになりたかった人が居たらしい。

このテニス部では代々、キャプテンが次のキャプテンを指名する制度になっていたのだけれど、キャプテンになれなかった人がすねてしまったという訳だ。

結局、先輩は2人だけになってしまった。

 

それでも私は、変わりなく部活をしたのだけれど、こちらが2年生になってから、事件は起きた。

 

 

ここまで既に、結構長くなってしまったので、続きは次回にしょうと思う。