以前、リーアム・ニーソン主演の、「96時間」シリーズ3作を観て、少しファンになった自分には、「ファイナル・プラン」公開のニュースは有り難いものだった。
が、気づいたのは、地元映画館での上映が明日から始まる、というタイミング。
ま、とにかく見逃さなくて良かった!と思いながら、映画館へと出向いた。
リーアム・ニーソン扮する、トム・カーターは爆弾を使った凄腕の銀行強盗で、奪った金は総額900万ドル!しかしFBIは何もつかんでいなかった。
カーターはある時、運命の女性と恋に落ち、彼女=アニーと共に人生を生き直そうと、
FBIに自首を申し出て、取引を持ちかける。
が、900万ドルに目がくらんだ捜査官は、カーターを殺害しようとアニーにまで危害を及ぼす。
激怒したカーターが反撃開始。
海兵隊時代の技術・スキルを使って、悪徳捜査官を地獄に叩き落とす。
99分は、あっという間に過ぎた。
最初の「96時間」から、12年以上経過しているのだから、リーアム・ニーソンの少々の老化感はやむを得ない。渋さが増したとも言える。
ただ、リーアム・ニーソンの相手役女性に、私が個人的妄想として期待するイメージは、美しさは勿論、「一途さ」なのだ。
ひたむきに自分を想い、900万ドルを捨ててでも守ろうとするカーターの愛に応え、過去も現在も受けとめて、一緒に命懸けで乗り越えようとしていたのか?
少々あっさりしていて、何だか割り切ったような演技に見えたのは自分だけだろうか?
そう感じた瞬間、現実に引き戻された。
ストーリーも確かに、珍しい展開ではない。
私は洋画が好きだ。現実を忘れる事ができる。というか、忘れたいから観るのだ。
観終わった後に、わずかに消化不良出現。
でも、俳優は何も悪くない…。
私の嗜好の問題である。