Sapphiresan's blog

人生は楽しむべきもの

花⑧…馴染み

近所に咲いていた花。

 

サルビア

サルビア花言葉…『尊敬』『知恵』『家族愛』

 

今年は、秋に車検を控えているが、長年お世話になった自動車修理工場ではなく、別の所へ移ろうかと思っている。

私が、かの修理工場で初めてお世話になったのは、離婚した直後だったから、かれこれ30年間に渡る馴染み客であったと言える。

当時の私はまだ二十歳代であり、原付を常用していたせいもあって車の運転の方は、ほとんどペーパードライバーと化していたのだが、元夫から譲り受けた軽乗用車を何とか、乗りこなそうとしていた。

その頃に住んでいたマンションからほど近い場所に、その修理工場があったので、車に何か不具合があれば、すぐに見てもらったり、職場の駐車場まで、取りに来てもらったりした事もある。

いつでも気軽に見てくれて、料金も良心的だった。

おまけに車検代の支払いも、ボーナスが出るまで待ってくれたりした。

元々中古で買った車だから、よく故障したので、何かあるたび急に行ったが、いつ行っても入り口には、入ろうとしている車が複数あって、なかなか入れない、とか、はいれても、事務所には他の客が居て商談中だったり、私が社長と話している間にも、次々と新しい客が訪問して来て、本当に活気があった。

工場の道路側には、販売中の中古車が並べてあったが、私が行くたび、違う車たちに入れ替わっていた。

割と小規模な工場で雑然としていたけれど、整備士も5~6人は雇っていたようだし、工場の中は、いつも修理や車検中の車でいっぱいだった。

そうして、そのうち建て替えられて、キレイな社屋と工場になった。

社長は会長になり、ついに昨年、引退された。

あとは、親戚の男性が引き継いだのだけれど、ここからが問題だった。

私は車にお金をかける余裕がなかったため、安い中古車を乗り継いできていたが、数年前にやっと新車を購入する事ができた。けれどもそれがダイハツのリコール対象となったため、また修理をお願いする事になり、その当日、「まだ少し早いんですけどオイル交換、ついでにしときますか?」って、言われたから「じゃあお願いします。」と確かに言った。けれども、できていなかった!

それから数ヶ月後の車検の時も、「代車は用意しときます。」って言われたけど、行ってみたら、無かった!

あわてて、古~い軽の車に、「今からガソリン入れるんで、ちょっと待ってください。」

そして、昨年のタイヤの件。

パワーウィンドウが誤作動して、窓がキチンと閉まらなくなったため、急遽見てもらう事になったのだけれど、その時、タイヤの事をたずねた。

「ちょっとタイヤにヒビが入ってるんだけど、大丈夫かなあ?」と、私。

「まあ、まだ、面までイッてないから、何とかイケルでしょう。」と整備士。

でも、1週間くらいして、散歩の帰りに、ふと自分の車を見てみたら、縁の方まで横に亀裂が長~く入っていた!!しかも4輪全部!!!

その日は、奇しくも大晦日!の、午後4時過ぎでございました!

これは、アカン!

大急ぎで、しかし恐る恐る、オートバックスへと走り、全タイヤを新品に交換してもらい、事無きを得たのであった!

以前の事務員さんは、1年点検もハガキで知らせてくれたが、今度の事務員さんは送ってこなかった。

前の社長の時代には、車検時にワックスがけや車内清掃までやってくれたが、代替わりしてからは、何も無し!

今の時代、清掃は清掃で有料で当たり前、と割り切らなければいけないが、『サービスは心意気』なんて言ったら怒られるんだろうか?

そういうサービスが当たり前とは思わないけど、誠意や、真心ってゆうヤツは、何かの折ににじみ出るもの、伝わるもの。

現在の工場は、いつ行っても閑散としていて、修理中の車も見当たらない…。