年末には、帰省した息子と映画を観に行った。この映画については、またの機会に、書こうと思う。
そして元旦には、初詣に行った神社で、おみくじを引いたのだけれど、私も息子も、一緒に行った私の妹も、3人全員『大吉』だった!
しかも、ちゃんと内容は3人とも違っていたのが、何か不思議…。
帰りに敷地内の花を撮ろうとしたら、満開を過ぎていたので、別の何かを探そうと、右手の方を振り向くと、少し離れた場所の赤い実が目に入り、思わず写真を撮った。
最初は、「これ、千両とか万両とかゆうヤツかな?」って思ったけど、調べたら南天の木だった。
南天は古くから、『難を転ずる』の語呂から、縁起の良いものとされているそう。
これは新年早々、縁起の良い事ばかりだな…と嬉しくなった。
そうして、1月2日には、息子と二人で近くの公園にウォーキングに…。
良いお天気で、少し風は冷たかったが、心地よい空気だった。
昭和を感じさせるカフェに寄り、美味しいカフェオレとミニケーキをいただいた後、帰って来た。
後でスマホを見たら、距離が5キロを超えていたけど、疲れを感じず、気持ちの良い運動になったと思う。(ダイエットなら、ケーキ食べちゃダメだろうが…)
息子が帰って来ると安心する。
心配のタネが、自分の目に見える範囲に居る、というのは安心する。
もうあまり、私がしてやれる事は無いのだが、帰って来た時くらい、何かしてやれる事は無いかと探してしまう。
十五歳の時から県外の学校に行かせたので、あの頃忙しくてできなかった事を、今になって補おうとしているのかもしれない。
しかし、やってあげようと思う頃には、相手はもうそれを必要とはしていない。
子供が親を本当に必要としているのは、長い人生で見れば、ほんの一瞬だ。
今は、息子が私の『お守り』(おもり)をしてくれているようなもの。
旅行に連れて行ってくれたり、私の観たい映画に付き合い、ウォーキングに付き添い、時には見たくもないであろうテレビを、ダラダラ一緒に見てくれたりする。
「他に兄弟が居れば、興味が分散されるのになあ。」なんて、苦笑いする息子。
人生って本当に、山あり、谷あり…だな。
新しい年が始まったけれど、何があろうと『難を転じて』乗り切って行こうと思う。