(写真はACより)
今日は、「桃の節句」「ひな祭り」の日。
私が幼い頃は、上の写真のような「雛飾り」が家にあったのだけど、当時の写真が無いので、ACで探してみたら、よく似たのが見つかって何だか嬉しくなった!
でも昔は、「段飾り」の土台を組み立てるのが、結構大変だった。
現代のように、金属で簡単に立ち上がる物ではなくて、確か、木枠か木箱をいくつも重ねるようにして組み立てたと思う。
少しやり方が悪ければ、グラグラして崩れたりして、おひな様達の身に危険が及ぶこと度々!
私と妹が小さい時は、親が組み立てていたけれど、そのうち私がやらされるようになった。
いつ頃に出していたのか覚えてないけど、飾り付けが完了したら、妹と一緒に、ひな壇の前で写真を撮ってもらったりした。
そうして、ひなあられを食べたり、カルピスジュースを「白酒」に見立てて飲んだりして、お節句気分を味わった事もあったっけ。
本物の「菱餅」も食べた記憶が…
でも、三月三日が過ぎたら、親は大急ぎで雛飾りを片付けようとした。
なんでも、お節句が過ぎたのに長いこと置いておいたら、「お嫁に行き遅れる!」と言われて縁起が悪いのだ、とか何とか…
でもそんな縁起は、関係無かったみたいだけど?
私はお嫁に行き遅れた訳じゃなかったけど、戻って来ちゃったし、妹は行かずじまいだったからなあ…
子ども達が大きくなったら、もうお雛様も出さなくなった。
両親の不和が重大化し、ひな祭りどころではなくなっていた。
ひな祭りなど、日本の文化伝統や季節感というものは、大切に子や孫に受け継がれていって欲しいとは思っている。
だけど、自分の場合は離婚の後、そんな心の余裕が無かったために、息子に日本の伝統や文化を見せたり、体験させたりを、充分にしてやれなかったように思う。
ただ、小さくて可愛い「卓上雛人形」や、手のひらサイズの漫画チックなおひな様など、安くて簡単に雰囲気を味わえる物がたくさん出ていたから、そういうのを利用した事はある。
今は物が溢れている時代。
ケーキやクッキーなど、ひな祭り用の楽しい絵柄で美味しいものがいっぱい!
大人になっても、お一人様になっても、そんな可愛いケーキなど買って、家で充分に「日本の文化・伝統」を味わえばいいんじゃないか…
そう、これから楽しもう!